お水には、軟水、硬水と種類がありますが(詳しく言うと中硬水も笑)料理をする方が気になるのは、どのお水が、どの料理に合うのか、ではないでしょうか?
今回、軟水と硬水のおすすめ料理を調べてみました!
硬水と軟水の違いって何?
硬水と軟水の違いとは、硬水はミネラル分を多く含む水であり、軟水はミネラル分を薄く含む水であると言えます。
ミネラル分とは、基本でカルシウム・マグネシウムを指しています。
これは、石灰・苦度という表示名で表現されることがあります。
つまり、土壌中の成分がしみだしている結果として、硬水ではこの両者が高い成分で含有しいている物を指します。
石灰質の土壌における成分の濃いタイプ・苦土状態の土から産出される濃いタイプを硬水と表現してもよいでしょう。
ただし、カルシウム・マグネシウム土壌から産出される水においても、薄ければ軟水となります。
カルシウム・マグネシウム以外にも、鉱物関連から出てくる他の元素のミネラルがある形です。
イオン化しているタイプもありますし、微量物質としてミネラルが含有していることもあります。
通常のミネラルサプリでは微量物質としてのミネラルですが、ミネラルウォーターのイオン化しているものに関しては、水に溶けているようです。
硬水を使ったおすすめ料理って?
硬水を使用したおすすめ料理では、主に、硬水がヨーロッパに多く存在していたため、ヨーロッパ風の料理に合うとされています。
スープにおけるブイヨンの採り方であったり、固い肉質のブロックを塊事ゆでる料理法などに適しています。
硬水では、多く含むミネラル分により、水分中の浸透圧の高めの状態から、強めのだしスープを採るような料理に向いています。
つまり、なべでぐつぐつ煮るような料理に向いているのです。
効果としては、濃いだしのスープを天然素材で作る場合、そして、固い肉のブロックを柔らかく煮込んで仕上げる料理において、スープやソースにそのうまみを引き立てるのが良いでしょう。
軟水を使ったおすすめ料理って?
軟水を使用したおすすめ料理としては、日本食のようなあっさりとした、薄めのスープであったり、素材の味や新鮮さを活かした料理に向いています。
これは、だしを取る場合でも同様であり、かつおだしやこんぶだしというのは、あらかじめ日本の水に向いている形での調味料ですから、軟水に依るやわらかめでやさしい味と、素材のうまみを上手に活かした料理に適しています。
つまり、スープの色を薄め、そして、素材の風味を活かした、あまり鍋で煮込んだりしないような料理に向いています。
あっさりとした仕上げに料理を作りたい場合は、軟水が向いていると言えます。
まとめ
軟水と硬水ということで、軟水を日本風・硬水をヨーロッパ風という説明にしました。
これは、理にかなっている話で、西欧料理と日本料理は採れる素材の違いもありますが、水の性質を違いにして、それぞれが発展してきた料理文化圏であると言えます。
それぞれの民族性も、歴史的に長い間西洋風であれば、西洋の肉体をしていますし、日本風であれば、その歴史上、日本食が一番あっているというタイプになっているのです。
料理というのは水を決めてとしますが、元来その風土に合っている、料理・郷土料理が仕上がっています。
現代では日本をはじめ各国が他国の料理を基準としてレストランでの販売をしたり、その形式による多国籍食文化を築いています。
ですので、昨今のミネラルウォーターを選ぶ際に、硬水か軟水かで料理を切り分けてよいのです。
硬水を使用する場合には、西洋風の料理として、硬めのご飯を炊いたり、肉のブロックをよりサーバーで切り分けやすくするような作業に向いています。
これはミネラルを含む土壌のせいですが、もちろん、日本でも硬水を産出する地域や土壌は存在してます。料理に向いている水を選ぶ際は、自身がどの地域の料理を好むかによって選ぶと良いでしょう。