硬水と軟水の違いについて、また効果についていろいろ調べてきましたが、「日本で硬水は取れないの?」という疑問が浮かんできました。
日本はなぜ軟水が多いのか、日本で採水される水の硬度はどれくらいなのか、しらべてみました。
なぜ日本は軟水が多いのか?
日本に軟水が多い理由としては、ヨーロッパは硬水が多いことと対照に考えるとよくわかります。
ヨーロッパでは地層学的に、古大陸と呼ばれ、地理学からすれば、古代層の地層になっています。
そして、ヨーロッパの陸地部分においても、かつて海洋付近にあったサンゴ礁を基に、陸地が隆起して石灰質ミネラル質の成分を大量に含んだ地層になっています。
地域によって特色はありますが、有名なアルプス山脈から流れ出る雪解け水が地下水となって地盤から吹き出します。
特に地中海地方は石灰岩質の土壌をしているので、そのカルシウム分や他のミネラル質がある程度濃い状態で地層の中に地下水として分布しているのです。
反対に、日本では新大陸の内に入り、それほどの古い土壌をしていません。
地層学としてはヨーロッパの古大陸に反対して、新大陸の部類に地理歴史学では含まれています。
日本にも石灰岩質の土壌はありますが、日本の中では一部の地域です。
そして、日本では土壌の浅さのことも一つの原因なのですが、土壌は高い山脈からの水が、湧き出す地下水の場合で、カルシウム分を多く含まないミネラルウォーターが産出されます。
これは、水道水におけるダムからの水の原理とも言えますが、ダムにおける谷状の水源では地下水のミネラルはふくまれません。
そのために、ミネラル分の少ない軟水(硬度0~100)が日本のおおかたの水分組成となっています。
軟水と硬水の違いって?
軟水と硬水の違いは、それぞれの適応が医療的な側面であるか、料理の側面であるかに分かれます。
軟水はミネラル分の起伏が激しくなく、柔らかく金属の高濃度ということがありません。
そのメリットとしては、内臓関連での病気に関し、作用的に落ち着いた状態を醸し出すという点で、優れています。
これは軟水が健康にいいという意味ではなく、たとえば、骨粗鬆症のケースであれば、ヨーロッパの硬水のほうが、断然いいのです。
なので、病気の症状におけるひとそれぞれの軟水・硬水の選び方が必要なので、軟水であればいいという訳ではありません。医療上問題がないというだけのことです。
料理においては軟水の方が、あっさりとしたライト・テイストであるので、もちろん日本料理には適しています。
硬水のメリットとしては、ミネラルの吸収率がサプリメントよりも高いのが常識で、その含有ミネラルによって健康が増進することがあります。
これは健康体の人に限ってのことになります。
デメリットとしては、やはり内臓の疾患に関してあまり適応しない場合があり、注意が必要になります。料理としては、ヨーロッパの煮込み料理に適しています。
そもそもの硬度って何?という方はこちらの記事を↓↓
硬水を飲むならコレ!
硬水を飲用とする場合は、汗で大量にながれでる人間の電解質を補給する意味があるので、水に溶けている、もしくは含有してるミネラルウォーターの硬水を選ぶとよいです。
つまり、脱水症状における浸透圧関連の問題に良い意味で適合するのです。
エビアン
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エビアンは硬水として、有名であり、どちらかというと飲み口は日本人にはあまりなじみのないミネラルウォーターになります。
テイストは硬め、人によっては飲みにくいという人もいるかもしれませんがどこのコンビニでも見られる大手の飲料になります。
コントレックス
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コントレックスは超硬水とよばれるもので、アスリートクラスに必要な硬水の重量になります。
それだけの汗をかくひとには、有益と言えます。
サンペレグリノ
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サンペレグリノは、伝統ある硬水ということで、知っている人は現地では有名なものとしてです。日本ではなじみが少ないかもしれません。