日本のお水は軟水が多く、ヨーロッパの水は硬水が多い、というイメージがあるミネラルウォーター。
硬水、軟水の違いは地域からくるものでしょうか?
調べてみました!
軟水と硬水の違いとは
軟水と硬水の違いについて。
軟水と硬水のちがいは、やわらかいかかたいかの違いになります。
口当たりがマイルドであるか、えぐいような舌触りとして飲みごたえの強いほうかの違いです。
これは、水の中のミネラル質の含有量に及ぶもので、それは味覚が鋭いと、個人の感覚で判断できる力量もあります。
そのミネラルというのは、鉱物物質のことでもあり、土壌の成分としてのこともあります。
ただし、ミネラルウォーターでは山麓付近の地下水脈層からくみ上げているので、大量にそれを供給でき、そして、パッケージして製品化してます。
水道水は、水脈として川から引いてくる場合と、ダムから引いてくる場合がありますが、上水道にて正常化されたものを各家庭や工場に配布しています。
その、水道管の中の水源が同じところにあれば、地域によってそのダムの形式と併せ、軟水に近いか、硬水に近いかが分かれます。
軟水と言っても通常の真水よりミネラルを含んでいます。
また、その水源の水脈として、地下層を通ってきているダムであれば、より硬水に近いものとなります。
ただし、軟水・硬水のミネラル含有量は基準があり、水道水ぐらいでは軟水だと指定される訳です。
地域によって異なる水の硬度
都道府県別の硬度の違いについて
地域によって、異なる水の硬度ですが、有名なのは沖縄地区の水が硬水に近いという話です。
これは沖縄の水道水が沖縄の地盤を通って採取されていることに起因しているので、沖縄の地下土壌の影響を色濃く受けている形になります。
沖縄は岩盤と、サンゴを含んだ場所もあるので、その石灰質の土壌と地下土壌組成から、ミネラルを多く含む水道水が出ます。
また、そのほかに硬水が多い都道府県では、東北地区の太平洋側。
そして、千葉県もかなりの硬度に近い水の組成をしています。
内陸部の岐阜県では軟水の程度が強いものになっています。
水道水は飲み水じゃない!
水道水が危険な理由、安全に飲むためのポイントについて
水道水は飲み水ではないというのは、より健康に留意した言い方になります。
水道局は飲用としても問題のない、水道水の品質を保つように努力をはらっているので、なにも問題はないのですが、通常の先進国の家庭でも、後進国の家庭でも、一度煮沸して嗜好品に混ぜて飲む方法が一般的です。
つまり、水道水の生水を飲まないというのはライフスタイルでは、定着しています。
これは、水道水事態に問題がなくても、水道水の浄水の配管の組み方により、サビや汚れを付着している可能性があることなどが指摘されます。
高層住宅の屋上の上水タンクにおける、日光の炎症もありますので、流れている水は腐りにくいですが、微細に調べていくと、地域の差よりも、水タンクにおける水道水の優劣はあります。
ですので、飲料用としてがぶ飲みするのであれば、水道水から直接というのは避けるべきだともいわれます。
軟水・硬水のまとめ
軟水というのは、ミネラルの少ない状態。そして、硬水はミネラルを多く含むものとして定義されています。
ただし、通常の水道水は硬水に近いということであり、基準値からすれば、日本の水道水はみな軟水のレベルになります。
健康増進の目的でペットボトルなどの、ミネラルウォーターを選ぶ際は、軟水か硬水かの表示を見ることをお勧めします。
日本国内でも地下水脈が地下鉱石の影響を受けるものであれば、ミネラル含有量は多くなり、硬水を産出する地下水があります。
地下土壌というのは井戸水ぐらいの深さではなく、大きな山に降り注ぐ大量の雨のほんの一部分の雨水が地下でろ過され、地下ミネラルを含んだものとしての、深度のある地下水の事になります。